2014年11月3日月曜日

宿木(ヤドリギ)

観音沼には、ヤドリギの群生樹木があるのですが、先日、沢山の実を付けている写真を撮って参りました。
面白いので、調べますといろいろなことが、分かりました。
(古代ケルトの民話)
----この古い物語から、クリスマスのお祭りには天井から、やどり木を吊るし丁度その下にいる女性に対しては、キスが許されるという風習が欧米にあります。----
日本では、ヤドリギの民話は、知りませんが、ロマンチックですね。
ことしのクリスマスには、好きな女性がいるのなら、トライしてもいいかもしれませんね。

 
(ヤドリギの実)
和名では「寄生木」とも「寄り木」とも書かれます。欧米のミスルトーは「リンゴ」や「さんざし」に、日本のそれは「えのき」などに半寄生します。
果実は球形で、熟すと半透明となり、中には粘液に包まれた緑色の種子が入っています。
果実は小鳥が好んで食べ、種子はその粘液で、ほかの木の枝に張りついて繁殖します(鳥媒花)。

古代ケルト人の僧は、樫の木を神の示現と信じ、それに生えている、やどり木を「人間が神に依頼して存立するゆえんを表わすもの」と認め、これを聖物として崇拝したそうです。
花言葉の「因難を克服する」というのは、高い所に生えているからでしょう。
また「キスして下さい」というのは、スカンヂナヴィアの神話によるとされているようです。
女神フリガアは、彼女の息子に、四大(土、水、火、空気)から危害を一切受けない魔力をあたえました。
けれども、四大のいずれからも育っていない、やどり木で作った矢で、不死身の彼女の息子も射殺されました。
フリガアの涙は、やどり木の白い実となりました。
それをみた神々は、力をあわせて彼を生き返らせました。
愛と美の女神フリガアは、感謝をもって、やどり本の下を通る人にキスを贈ったといわれています。

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秋の麒麟草(Ⅱ)

アキノキリンソウ(秋の麒麟草、Solidago virgaurea var. asiatica)とはキク科アキノキリンソウ属の多年草です。
先日、観音沼にこの秋3回目になるでしょうか、訪ねました。
夕刻でしたが、すでにおおかた紅葉も落ちてしまい、冬のたたずまいになる風景でした。
それでもところどころ紅葉を楽しむことが出来ました。
もう、花がなくなったと思いつつ歩いていましたが、遊歩道の傍らに秋の麒麟草が、盛りを過ぎて、綿帽子になっていました。
形から、秋の麒麟草だとわかります。
自分の仕事を全うした花の姿です。
なぜか、温かいものを感じて、写真に収めました。
自分に重ねてみていました。
余韻を楽しみたいと思います。

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